添い寝授乳による赤ちゃんの窒息死
助産師の田中里美です。2022年初旬に岡崎市本宿町で助産院を開業予定です。
授乳によって起こるトラブル、乳房の張り・痛みの対応を得意としています。宜しくお願いします。
数日前 朝のNHKラジオで、添い寝授乳による 赤ちゃんの窒息死の特集を放送していました。
添い寝授乳は お母さんは身体が休まるし、赤ちゃんが眠ればそのまま寝かせられるので、行われている方は多いと思います。
添い寝授乳では、お母さんが赤ちゃんの方に横を向き、かつ前かがみの姿勢で寝ます。
授乳中にお母さんが寝てしまうと、体が前に倒れ赤ちゃんの上に覆いかぶさります。お母さんの体は重いので赤ちゃんは押しのけることが困難です。そのため赤ちゃんは鼻と口が塞がれ、窒息死につながります。
このような事故により窒息死が相次いでいると滋賀県が行った調査で明らかになったそうです。
また、添い寝授乳では赤ちゃんの口を乳輪部まで深く加えさせることができず、乳頭の先端のみ吸われやすく、乳頭に傷ができやすいです。
添い寝授乳は楽ですが、このような危険やトラブルがあることを知っておくことが大切です。
添い寝授乳の危険性
1 赤ちゃんの窒息死の危険性がある。
2 乳頭トラブルが起こりやすい。
あなたにできること
1 授乳はできるだけ 座って行いましょう。
2 ご家族に添い寝授乳の危険を知って頂き、ご家族目の届く場所で行いましょう。
開業後は悩みを抱える ママ達のサポート役となれたら
嬉しいです。
助産師 田中里美
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